E/NRIDEは、貨物輸送のトラックに特化したスウェーデンのEV/自動運転のスタートアップです。
https://www.youtube.com/watch?v=1xm9-WAqiZI
CEOのRobert Falck氏によると、森林が半島を覆うスカンジナビアでの材木輸送は、半島の全産業の輸送量の約2割を占めており、それを完全排ガスゼロにするヴィジョンから開発が始まったそうです。
Radar, LiDAR、カメラを搭載しており、NVIDAのself-driving platformを利用しています。基本的に無人で走行し、人間が遠隔でモニターします。モニターのソフトウェアはシリコンバレーのPhantom Autoのものを利用しており、1人の人間が何台もののトラックをモニター管理できるとのことです。
100%電気で走り、現モデルバッテリーは300kWhのキャパシティーで120マイル走行する仕様とのこと。
当社が面白いと思ったのは、自動運転のプラットフォームや、モニタリングのソフトウェアは最先端のシリコンバレーの技術を活用し、製造もパートナーに任せて、自社は材木輸送という特定の用途に特化したイノベーションにフォーカスしているところです。
都市における乗用車の自動運転は、Waymo(Google)やApple, Uber, Tesla, Toyotaなど多くの大企業がひしめき合っている一方で、本当の実用化にはまだまだ技術的、法律的、社会的にハードルがあるところです。その一方で、一般には注目度は低くなるものの、郊外のハイウェイを主なルートとする貨物運搬は、どの国でも労働力不足という課題を抱えており、ここの自動運転には当社だけではなく、多くの会社が参入しています。
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