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執筆者の写真RYOTARO SHIMA

世界初の自動運転付き完全電動トラクター Monarch Tractor

更新日:2021年4月19日

Monarch Tractor
A photo from Monarch Official Youtube Channel

Global Tech Partners 代表の島は、昨年からシリコンバレーにあるMonarch Tractorという、自動運転機能付の電動トラクターを開発するスタートアップの取締役として、同社の成長をサポートしています。

温暖化がもたらす影響が全世界的に叫ばれていますが、ここカリフォルニアでもこれまでになかったような山火事の被害が起きるなど、非常に身近に切迫した地球規模の課題になっています。バイデン政権は2035年までに発電部門の排ガス実質ゼロを目指し、大統領就任後すぐに「パリ協定」に復帰を宣言したり、原油パイプラインの建設許可を取り消したりする大統領令に署名するなど、前政権の方針を大幅に変更し、脱炭素社会に向けて大きく舵を切っています。

モナークの自動運転付き完全電動小型トラクターは、こうした地球規模の環境問題に対して、農業分野において一つのソリューションを提供し、インパクトを与えようとしています。モナークの開発トラクターの主な特徴は以下の通りです。

  • 農地でも小回りがきく40馬力のコンパクトトラクター

  • 10時間の連続稼働が可能で、バッテリーはスワップタイプなので連続稼働にも対応

  • ドライバーが自分で運転することもできるし、プログラムモードで自動運転による作業も可能の二刀流設計。

  • 既存のトラクターの付属設備(耕作や農薬散布などのインプルメント)がそのまま使えるなど農家の追加設備投資が最小限で済む。

  • 天井のカメラやセンサーで天候・風向き、農作物の状態など膨大なデータを収集するためクラウド上で分析・レポートが可能

デザインも恰好いいので、プロモーション動画をぜひチェックしてみてください。

ゼロからこれだけのスペックのハードウェアをくみ上げる技術力、そして自動運転機能・クラウドデータシステムを構築するための機械学習・ソフトウェアの技術力も非常に高いことは、このスペックのトラクターは、グローバルの大手トラクター会社を含めて世界で誰もまだ開発できていないことが証明しています。

つい先月(2021年3月)、$20milのシリーズA資金調達を完了したのですが、素晴らしいのは、共同創業者のPraveenやMark、CTOのZachをはじめ、経営メンバーが、非常に堅実かつ前向きで、一緒に仕事をして楽しいメンバーというところです。

これからの展開が楽しみです。Monarch Tractorにご興味がある方は、こちらからGlobal Tech Partnersにお問合せください。


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